今日はキスだけ。






 今日は、キスだけ。

 ターナのその声にダランディーガは不満げな顔でターナを見下ろす。

 今日はダランディーガに手伝ってもらってターナが種族装備を取ったので、その赤くて

露出の多い服を着たままうろうろとしていた。

 もちろんの事ながら、本人は意識をしていないが男共はその露出している肌の部分に釘

付けだ。

「何の罰ゲームだよ」

「別にぃ」

 唇を尖らせてそう言うと、ターナは自分の宿の部屋のソファに腰掛けた。

「今日はキスだけね」

 どうやらダランディーガを困らせようとしているようで、ターナはそう言うとゴロリと

ソファに寝転がった。

 この際はっきり言わせて貰おう。…この姿でそれは生殺しです。

(なんだよ、俺としてはその装備をはがす為に手伝ったというのにさぁ!)

 クソゥと思いながらもダランディーガの目は正直で、さあ見ろと言わんばかりの胸の谷

間や腰のくびれや脚に釘付けだ。

TP300%、ダランディーガ連携準備OKです!って叫べるぞ!あー、もう!)

 服の色こそは違うが久しぶりに見るその姿に、ダランディーガの剛直は今か今かと待ち

くたびれている。

「それが出来たらどうするの」

「何もないよ」

「それが出来なかったらどうするの」

「んー。罰金でも取ろうかな」

「金が欲しいのか?」

「そういう意味じゃないよ」

「じゃあ何でそうするのよ」

 クッションを抱きかかえて、ターナは自分を覗き込むダランディーガに向かって笑って

見せた。

「たまにこういう事をしたら面白いよって友達が言ってくれたからね。面白いって言われ

たらしたくなるじゃないですか」

「誰だよ、そんな変な事を吹き込んだ奴は」

「ダランの知らない人。あたしからは今日はキスだけねって言ったからね、今日か、明日

はダランの要望を1つ聞きましょう。それで公平でしょ。これでねぇ、彼氏とラブラブに

なったとか何とか言っていてねぇ」

 ターナにこの妙な事を吹き込んだ奴はどうやら女性らしい。

 それを聞いたダランディーガは、ちょっと…だけ、いいか、と思う。

「ふーん、俺の要望も聞いてくれるんだ?」

「いいよぉ。あたしに出来る事ならね」

 本当に何がしたいのやら。

 そう思いながらダランディーガはターナが寝そべるソファの前に座り込んだ。

「他の縛りは何よ」

「うーん、何だろうねぇ?こういう場合は手で触るのが無しって事なのかなぁと思うから、

それが“無し”ね」

「触るのが無しですか」

(そこまで見せ付けておいて、手伝わせておいて、お触りも無しかよ!!)

 ダランディーガはターナが抱えるクッションを剥ぎ取って部屋の隅に投げつけたい衝動

に駆られるが、それはまぁ、何とか我慢した。

「そうです、触るのが無しなのです」

 …本当に何がしたいのやら。

 そこでふとダランディーガが思いついた。

(まてよ?全部が駄目ってわけじゃねぇよなぁ)

「ふーん。じゃあ俺も1つ乗りましょうか。それでチャラにしましょう」

「何をするの」

 ダランディーガはきょろきょろと部屋を見渡し、うーんと唸る。

「適当なのが見当たらないなぁ。うーん…第一候補は却下か」

「何をしたかったの?」

「内緒。そうだねぇ…じゃあ第二候補、と。これ位は今だけ許して」

 ソファから見上げるターナの視線を感じながら、ダランディーガは自分の鞄が置いてあ

る部屋の隅に向かい、その中から修道士の荒縄を取り出した。

「俺からの提案はねぇ、キミの手の自由を奪っちゃいましょう」

「…え、嘘」

「だって1つお願いを聞いてくれるんでしょ。前と後ろとどっちがいいかな」

 フンフンと鼻歌を歌いながらダランディーガがしまったという顔のターナの手を取った。

「今日は後ろにしちゃいましょう」

「ちょ、待って、本当に?」

「だって俺のキスだけっていうのも本当にするんでしょ」

 ちゅ、とダランディーガがターナの頬にキスをして、ターナの両手を後ろに回した。

「だから、こっちも本気ですよ」

 ダランディーガは痛くない程度でその両手を縛る。参ったなという顔でターナが背中の

方を気にした。

「こうやってするのは楽しいですか」

 自分が思っていた方向とはどうやら違ったらしく、ターナがそう言いながらはずれない

かなと縛られた両手を何回かもそもそと動かしてみた。…当然ながら、はずれない。

「なかなか楽しいかもしれませんねぇ」

 ターナをソファからベッドに抱き上げて連れて行き、ダランディーガは彼女をベッドに

横たわらせた。

「なんか思っていたのと違いますよ」

「どうやって思っていたのですか」

 ダランディーガがターナの耳に唇を寄せ、弱く息をかける。

「ちょ、や、や」

「触っていませんよ。だからルール違反ではありません」

「あた、あたし、本当にキスだけだって思って、それで」

 ダランディーガはターナの耳を口の中に入れて、口の中で丁寧に舐め、軽く噛んだ。

「ダラン、それ、ちが、あ、あふ」

「普通のキスと同じ事をやっていますので、ルール違反ではありません」

「明らか、に、ルール違反、です」

「だって口だけって縛りはなかったじゃないですか。だからいいんですよ」

 いつも以上にしつこく…いや、ダランディーガの名誉を守ると丁寧に、ターナの耳を口

で愛撫する。

 ダランディーガは舐め終えるとフフンと鼻で笑った。

「で、罰金はいくらですか」

 まぶた、頬、とキスをして、鼻先に唇を寄せてそれをターナに聞いた。

「じゅ…10万ギル」

 冒険の旅に出てそれなりの年月が経っているダランディーガにとっては大金ではないが、

種族装備を取るくらいの経験しか積んでいないターナにとっては、10万ギルというお金

は彼女の財産の殆どを占めているに違いなかった。

「また大金ですね」

 いつものようにねだるようにダランディーガがターナの唇を舐めると、ターナが口を開

けた。何度もしていると、それがねだられているかどうか位、わかるというものだ。

「…本気でルール違反、して欲しいですか?」

「いり、ません」

「本当に?」

「本当に」

 ダランディーガはゆっくりとターナの顎、首筋、鎖骨を唇と舌でなぞる。

「ぜ、絶対、違う、よ」

「触っていませんよ?」

「キスというのは絶対、唇だけ、だよ」

 ターナの声にダランディーガは服の上からターナの乳首を口に含んでかなりきつく吸い

上げた。それでもついてこない様なので、いじられて硬くなった乳首を軽く噛む。

「はうっ!あ、やぁっ」

 何度もきつく吸っては離して噛み、指で弄べない分を舌でぐりぐりと押し込む。

 そしてもう片方の乳首も同じように刺激を与えた。

 ダランディーガが布を口に咥え、ターナの胸の部分を覆う装備を下着まで残らず上にず

らすと、ターナの形のいい胸が少し揺れて、空気に晒される。

「…これも10万の範囲に入るのかねぇ。服しか触っていねぇけどよ」

 ダランディーガはもう一度今度はもうちょっと力を込めて同じように乳首に刺激を与え、

何度もそれを繰り返す。ぢゅっと音を立てて、わざと跡が付くようにその周りも吸い上げた。

 当然、ターナの乳首の周りの健康的な肌に赤い花びらのような跡がいくつもついた。狙い

通りの結果を見て、ダランディーガはフフンと満足げに笑う。

 それ以外の場所にも舌と唇を這わせる。そして腹にちゅ、ちゅ、と音を立てて軽くキス

をし、舌を這わせながら下腹部へと移動した。

「さあ、どうしようか」

 息を荒くしたターナが息を呑んでダランディーガを見る。目が濡れていて可愛らしい。

「ルール違反はしていないぞ」

 一方ダランディーガはターナが立てた膝に唇を這わせ、フフフと笑う。そうやって楽し

そうに笑いながら、ターナの前掛けの部分をゆっくりとめくって腹の上にかけた。ターナ

はそんなダランディーガを見て顔を赤らめながら顔をそらせる。

「なぁ、続きが欲しければ、脚を開きなよ」

 少し間を空けた後、ゆっくりとためらいがちにターナが脚を開く。

 その開いた脚の内側をまたダランディーガが舐めた。

 股を守る布越しから、陰唇に向けて鼻でその部分をゆっくりと擦る。

「ひ、あ、ああん」

 ビクンと魚のように跳ね、ターナが声を上げる。

 しばらくそれを続けた後でダランディーガがその股を護る装備を出来るだけ肌に触れな

いようにしながら下着ごと取った。

「お前、文句は?」

 成人女性の証である、きちんと生え揃った恥毛の辺りにも舌を這わす。

 もちろん陰核や愛液で濡れた部分にも舌を這わせた。

「あ、ああ、や、ああん、ああっ」

 ちゅぅ、と何度も音を立ててダランディーガがその部分を吸い、舌で転がす。

 そこから口を離し、ターナにのしかかりながらダランディーガはゆっくりとターナを覗

き込んだ。

「楽しんでいますかぁ?ん?」

 そう言いながら自分の剛直を取り出し、ぴたりとそのダランディーガの唾液とターナ自

身が出す愛液で濡れぼそった肉壷の入口に当てる。

「さあ、どうしようか」

 ダランディーガはその先をその混じった体液で濡らすようにターナの入口の辺りでグリ

グリと当てた。ターナの声がその濡れた状態と比例して上がる。

「俺は入れたいんだけどねぇ…。ねぇ、欲しがってくれたらさぁ、罰金はチャラになるぞ?

俺は入れたい。お前はどうなの」

「は、ぁ、…ん、ほ、ほしー…」

 今日はターナがそうやってねだる顔も隠されること無くよく見える。いつもは顔を隠し

てねだるのだ。

 ダランディーガがじらすように左手で壷の入口を剛直でかきまわしながら右手でターナ

の背中の縄を解いた。

「手も繋ぎたいね。どうしようか」

 ターナは濡れた目でダランディーガに向けて右手を伸ばした。

 ダランディーガが笑って剛直から手を離して左手でその手を取る。

 その手にキスをした後で指を絡め、右手で剛直を支えながらゆっくりとターナの中に潜

り込んだ。

 彼女の中は今日もまた、熱くてドロドロだ。

「あは、アッツイねぇ」

「ああっ、ダラン、ダラン!」

 どちらともなく、繋いだ手の力が強くなる。

 しばらくそうやってダランディーガが腰を振って動いた後で、ダランディーガはターナ

が悦ぶ体位に持っていく。

 もちろんそれはターナの体に触るけれど、まあ、後で10万ギルとか言われたら払えば

いい。

 腰を振りながらダランディーガがターナの耳をいじる。

 後ろから突く体勢に持っていき、ターナの体を起こしてからさっきいじれなかった胸も

揉む。きゅっと乳首をつまむとターナは更に声を上げた。

「ひ、あ、ああ、あぁぁ!」

 ダランディーガはいじる指をターナの口でしゃぶらせて、その唾液で濡れた指で陰核を

いじる。するとターナは更に乱れに乱れて、自分で腰をダランディーガに合わせて振り、

ギュウ、と締め付けてきた。

「あぅ、あ、あ、あああ!」

「はは、今日は早ぇなぁ…!」

 ダランディーガはターナの絶頂を迎えるその締め付けでグイッと同じく快感の絶頂へと

飛ばされる。

 ダランディーガの種が入った液体をターナの体が飲み込んだ。

「…っ、あ、は…」

 ターナは力が抜けたまま息を切らせていた。

 ダランディーガの剛直をダランディーガによって抜かれた後、ターナは何も言えないま

ましばらくしてすぐにすぅ、と眠りについていく。

「…で、誰だ?お前にこんな事を吹き込んだ奴はよ」

 ダランディーガは1人つぶやき、疲れきってすやすやと眠るターナの頬をつまんだ。

「本当に、誰だろ…。まあ、楽しかったけど、さぁ…。男じゃなかったら、まあ、いいか」

 何となくターナのそのたくし上げられたままで乱れた胸の部分を直し、ダランディーガ

は1つため息をつく。

 そしてターナと同じく、ダランディーガもまた眠りの波にトロトロとさらわれていった。







縛りがあるのはなかなか楽しいかもよ?











































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